アトピーケアと保湿


アトピーの方の肌は角質層に問題があるため水分保持力が低く乾燥しやすい、外部からの異物や刺激の侵入を防ぐバリア機能が低下してしまい炎症を起こしやすいなどの特徴があります。アトピーの方の角質層はセラミドという角質層の細胞間脂質の主成分が健全な皮膚よりも少なくなっています。肌の水分保持力やバリア機能はセラミドを主成分とする細胞間脂質が80%、NMF(天然保湿因子)が18%を担っており、皮脂は2%しかありません。ですからセラミドが不足してしまえば上述のように乾燥しやすい、外部からの刺激、異物に弱い肌となってしまうのです。

低下してしまったバリア機能を通過し、肌の内部に侵入した異物は外敵として体内の免疫細胞から攻撃を受けることになります。この体内からの攻撃により皮膚炎や赤み、かゆみが発生します。アトピー肌の場合、特に炎症が発生している場合には普段は使用しても問題ない化粧品成分でも刺激となってしまい炎症が悪化してしまうことがあります。ですから例えばワセリンを選ぶ場合にも精製度が高いものを選ぶ必要があります。肌の刺激になりにくい、添加物などがなるべく排除されているオイルやバーム、保湿クリームなどでアトピーケアをする必要があるのです。